上写真:3年通ってるけど一度も行ったことがないグラウンド
前回は学科の授業の様子について(https://www.deviewstory.com/columns/73)書きました。今回は前回書けなかった早期卒業制度と、理系なら考えないといけない研究室について書いていきます。
前回からの用語説明:
きそう=機能創造理工学科
3.授業の様子(続き)
早期卒業制度:この英語コースには早期卒業制度なるものがあります。ぶっちゃけ他の学部学科でもあるみたいですし、少なくとも理工日本語コースのほうにはありました。概要を簡単に説明すると、一定の成績を修めれば通常より1年又は半年早く卒業できる(4年かかるところが3年、又は3年半で済む)制度です。一応ここに載っていますので確認したい方はどうぞ(http://www.ics.sophia.ac.jp/oricamp-icses.pdf)。
要するに1、2年の内に必修単位を取り切り、かつ優秀な成績(GPA3.65以上)を修めていれば利用可能な制度です。学費もその分安くなりますし、良いことずくめですね。でもぶっちゃけこの制度使ってる人っているんでしょうか?僕はともかく。。。
ぶっちゃけ言うと、ずばりいます。世の中には優秀な人間がいるもので、僕の同期でグリーンサイエンスを専攻してる男の子(インドネシア出身)がそれを使って半年早く卒業するみたいです。ちなみに他の子も実はあと少しで適用枠に届きそうだったみたいですが、ちょっと成績が足りなかったみたいです。つまりこの制度は実際に使うことが難しいものでは全くなく、最初からそれを目指してやっていれば十分現実的な目標として成立する類のもののようです。
しかしぶっちゃけまだグリーンエンジニアリングからはそういった話は一切出ていないので、関係ないですがとりあえず今後に期待です。
4.研究室
特徴:4年になれば理系の人は研究室に入ります。もちろん英語コースもそれは同じです。しかし一つ日本語コースと違うところは、競合する相手(他の生徒)が圧倒的に少ない点です。きそう日本語コースは一学年115人もいます(http://www.st.sophia.ac.jp/shown/faq.php)が、英語コース(グリーンエンジニアリング)は10人もいません(僕の場合は僕含め3人)。
通常研究室配属は自分の希望と成績によって決まります。もし定員10名の研究室に15名希望者がいれば、大抵成績順で決まります(噂ではじゃんけんで決めるところもあるようですが)。なので希望の研究室に行くのは実はそんなに簡単ではありません。しかし英語コースは違います。そもそも日本語コースの学生と英語コースの学生は別枠として考えられているので、それぞれの研究室に日本語コースから何名、英語コースから何名、という枠が決められています。そして現状英語コースはびっくりするくらい人数が少ないので、生徒同士で競合することは実質的にありません。
ちなみに僕の一つ上の学年(第一期生)のグリーンエンジニアリングの場合は、もともと入学した時3名だったのがそのうち2人が都合により抜けて、結局一学年1人でした。なのでその人は当たり前ですが、どこでも好きな研究室へ行けてました。
ぶっちゃけこんなことは日本全国あまりないと思います(編入学とかはそういうパターンもあるかもしれません)。
論文:論文については基本的に、英語で書くことを推奨されるみたいですが(一応英語コースなので)、強制ではないみたいです。なのでもし「やっぱ日本語で書きたい」とか思えばそうすることも可能です。しかし「なぜ?」と言われること必至です。
とりあえず今回はここまでとします。次回は就職、院試、留学などを取り上げていきたいと思います。
また上述の情報は、引用された学科情報等を除くと全て僕個人の見解ですので、そのことを理解して頂き、あくまでも参考程度にお使いください。
作者:兼子仁志
編集部