日本ではまだあまり学校の先生方がいつもの授業管理のために使うアプリは普及していませんよね。しかしその状況も近いうちに変わりそうです。
Edmodoは2008年にアメリカで作られたサービスで、ユーザーは先生、生徒、保護者の3つの異なる種類の中から自分に合った属性を選び使用します。それぞれ違った機能や権限が与えられているのでできることが違ってきます。
まず先生ができることは、生徒を招待しグループを作ったり、生徒への課題(テスト等)の送信やその回収です。また他にも簡単なクイズを作ったり、生徒からの質問や保護者からの評価等フィードバックを受け取ることができます。
次に生徒ができることですが、課題の有無や先生からの評価を確認することなどです。しかし生徒はグループに参加するために先生に招待され承認してもらう必要があります。
最後に保護者ができることですが、これはかなり少なく、基本的に生徒の学習の進捗状況(課題やそれに対する先生の評価)を見ることのみ、となります。あと忘れてましたが、先生に対しての評価を行うこともできます。ちなみに保護者はこのサービスを利用するのに生徒に招待され承認してもらう必要があります。
まとめると、このサービスは一見してわかる通り、教育を提供する側(学校)が使いやすいようにと強く意識して設計されています。教育の現場でのIT化は他分野に比べてかなり遅いと言われてきましたが、このようなサービスを利用する学校が増えてくると教育界の状況も変わってきそうですね。
ちなみに現在のユーザー数は、全世界で6千万人弱あるようです。日本語も対応していますが、日本では大学を中心にいくつかの導入事例はあるものの、それほど普及してきてはいないようです。
これからに期待ですね!!
作者:兼子仁志
編集部