風薫る5月、そろそろ私立中学の学校公開や説明会、行事の公開が始まる時期ですね。
既に志望校の目途がついている方はもちろんのこと、可能性が未知数の5年生以下では、ぜひ活用したい場です。
説明会については、既に学校HPや進学情報誌などから得ている以上の内容が出てくることを期待するよりも、校長先生がどのような人か、見ておくといいでしょう。私立ですから、経営トップの意向が学校運営に影響します。学校案内に掲載されている教育理念や教育方針は事前に目を通していき、それをどのように伝えるかで、入学以前にはあまりわからない学校の”空気”を感じることができるかもしれません。また、説明会の運営などから、教職員の雰囲気を感じとる場としても活用できるでしょう。
体育祭などの行事は、実際の学校生活を知る良い機会です。生徒が積極的に活動している、教師からの統率がとれているなどは、チエックポイント。お子さんが行事に見とれる傍らで、保護者はぜひ生徒席に目をやってください。
実際にその学校に通う生徒からの声を聞くことが、最も間違いのない情報ではありますが、なかなか知り合いが在学しているというケースはないもの。ですから、このような機会は、見極めツールとして利用したいものです。
一方、受験生である子供のモチベーションアップにも活用したいもの。小学生ですから、案外他愛もないことがきっかけでその学校が気に入ることもあり、部活でサッカーをしたいと思っていた長男は、人工芝のグラウンドがあることに心惹かれていましたし、次男に至ってはトイレにウォシュレットがあるあの学校がいいという観点が、選択のポイントだったようです。女子は何といっても”制服”の好みが影響しますね。
とはいえ、実際に入学してみると、説明会やオープンキャンパスでは知る由もなかった事実が多かれ少なかれどの学校でもあるもの。6年間を過ごす学校ですから、落胆することなくキャンパスライフを送るためにも、しっかりと受験活動(ジュカツ?・笑)をしておきましょう。
作者:Celine
大学1年生、浪人生、国立中学生の3人の母。某大手中学受験塾にて講師、普段は秘書職