中学受験ネタが続いたので、今回は実践編で参りましょう。
昨今のニュースを見ても、子供に携帯やスマホを持たせることのリスクは、既にみなさんご承知のことと思います。電車に乗れば、制服姿の中高生で、スマホを持たないコはごく少数。我が家も本意ではないものの、大震災以後は3人に親との連絡用という名目で、その実は友達とのコミュニケーションツールであることは暗黙の了解として、仕方なく持たせています。
そんなスマホや携帯の功罪に加え、もうひとつ重大なリスクが潜んでいることにお気づきでしょうか。
わからない漢字があった時、ついついワードや携帯で打ち込んで、変換させてみることはありませんか?なんとなくこんな字だったろうとイメージはできるものの、正しく書けないために変換して出てきた文字を見て書く、そんな経験をお持ちの方は多いはず。
実はこれ、子供たちも、この変換機能に慣れてしまい、なんとなくはわかっているけれど、何も見ずに正しい字を書けるかといえば自信がないというコが多いのです。
読書は確かに漢字を覚えますが、だから書けるかといえば、必ずしもそうではありません。中学生ではまだ学校で漢字を勉強する機会もありますが、高校生になってからは、漢字力を落とさないためにも、継続的な漢字の学習は必須です。ではどうやって?ということになりますが、これは漢検を定期的に受けるなど、漢字力をキープする方法を真剣に検討しなければならないと、親として日々痛感、対応策を練っているところです。
作者:Celine
大学1年生、浪人生、国立中学生の3人の母。某大手中学受験塾にて講師、普段は秘書職